若森地域農業振興協議会

小豆の栽培! 地域で協力して取り組む、集落営農
若森地域農業振興協議会

10月末から11月上旬、園部町若森地域で、毎年恒例の小豆取りが行われました。

 若森では、減反政策・圃場整備をきっかけに「若森地域農業振興協議会」が発足し、30年程前足から、集落営農を行っています。

 現在会員は22戸。毎年協力して麦と小豆を二毛作で栽培しています。今年の小豆取りは、地域から総勢20名ほどが集まり作業を行いました。


若森でつくる小豆とは…

 会では、毎年7月末に役員を中心に小豆を植え、11月の収穫時期を迎えます。

 収穫する小豆の約半分は種用として、残り半分は食用として農業協同組合(JA)に卸されます。種用の小豆は機械は使わず、すべて手摘みで行う大変な作業であるため、地域の方々と協力して、大人数で行います。

 収穫後は、乾燥させ、機械を使って皮から豆を取り出していきます。これらの努力と実績が認められ、2009年には、JAから表彰状を頂いたそうです。


農地は毎年順番に

 小豆栽培で使用する農地は約3ha。会員さんの所有する農地を毎年交代で使用します。農地や労働力を一部集約化させることによって、作業が合理的となり、地域の経済力も安定していきます。

地域の交流を深める

約30年もの間、変わらず地域で協力して取り組むことができている理由は、「コミュニケーション」にあるのだとか。小豆取りは、大変な作業ではあるものの、地域の方々が集まるきっかけとなり、お互いの情報を共有しあえることで、地域の交流が深まり、助け合いの心が生まれるのだそうです。  

 若森で行われているこの小豆の集落営農は、地域住民がつながりあえる大切な場所となっているのです。

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あかまつの丘 西本梅

「あかまつの丘西本梅」とは、「西本梅地域活性化センター」の愛称です。南丹市立西本梅小学校の閉校にともない、西本梅地域で「西本梅地域振興会」が発足し、2018年4月に開館しました。その振興会が南丹市により指定管理をうけ管理運営しています。