西本梅の陶芸家 陶炎舎 松宮さん

陶炎舎 松宮尚美 さん
神奈川県出身。園部町南大谷在住。


 園部町南大谷に工房を構える陶芸家 松宮尚美さん。10年前に自然豊かなところで制作がしたいということで移住。現在は3人のお子様を育てながら、『磁器』を中心とした作品を作られています。


なぜ陶芸家になろうと思ったのですか?

小さいころからものづくりが好きで、せっかくなら日々の生活に役に立つもの、生活に密着しているものがいいなと考えて、陶芸をはじめました。

陶芸はどこで学びましたか?

 高校時代、京都という場所にあこがれがあって京都精華大学に陶芸科があるということで、何の迷いもなく入学しました。大学で4年間学んだ後、山科の作家さんに弟子入りして2年間みっちり教えてもらいました。磁器をはじめたのはこの弟子入りをした頃です。


陶器と磁器の違いってなんですか?

 陶器はもちろん土で作られていますが、磁器は石の粉が主な原料です。焼成温度は磁器の方が高く、割れにくいのが特徴です。

どうして磁器をつくるようになったんですか?

 陶器は温かみがあり、使っていくうちに手に馴染んでいくおもしろさがありますが、磁器は何にも染まらない凛とした美しさがあります。私はそこに惹かれました。


なぜ移住されたんですか?

 自然豊かなところで制作がしたいなと思い、滋賀や静岡、関東の方まで移住先を探していたんですけど、やっぱり京都がいいなと思っていたところに不動産屋さんがこの場所を紹介してくれました。ここに来て、工房の外に野生のキジが遊びに来てくれるのが、とても可愛いんです。

今後の展望について教えてください。

 現在は個展やイベントへの出店などでの販売を中心としていますが、今後自宅の工房での販売や陶芸ワークショップの開催など、気楽に来てもらって、陶芸に触れてもらえるような場所にしていきたいです。

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あかまつの丘 西本梅

「あかまつの丘西本梅」とは、「西本梅地域活性化センター」の愛称です。南丹市立西本梅小学校の閉校にともない、西本梅地域で「西本梅地域振興会」が発足し、2018年4月に開館しました。その振興会が南丹市により指定管理をうけ管理運営しています。